シナモンの香り

手越祐也さんのファンです

私は変わらなかったというお話

グルングルン乗り物ごと回るジェットコースターのような日々が始まって約2か月。

私の大好きな人たちへの自分の気持ちを、覚えとして書いておこうと思う。

 

私自身は何も変わらなかった。

感情の浮き沈みはあったけれど、それはファンになっていてもいなくても当たり前にあること。

2016年9月に4人体制のNEWSに出会って、本当に、信じられないくらいに世界がキラキラと輝き始めた。

 

元々音楽番組で歌い踊るNEWSのパフォーマンスを観てファンになったからか、ファンになりたての頃「NEWSのだれが好きなの?」と聞かれることがとても不思議だった。

”グループ内のだれか一人を特に好きで応援している”ことがわりと一般的なんだなと徐々に知った。

(私と同じように箱推しのファンの方や、「担当」と「推し」は違うという認識の方をSNSでお見かけしたこともある。)

「この人が特に好きです」と言わない自分がフワフワ浮いているように感じたこともある。

それでも聞かれれば当然のように、「全員大好き」と答えていた。

 

今同じ質問を受けても同じように答える。

 

私が出会った4人体制のNEWSは見たこともない景色を見せてくれて、聴いたこともない音楽を聴かせてくれた。

きっと、これからもそうだろうと思う。

 

手越くんが5月に活動自粛になったとき、わりとすぐ戻ってくるかななんて、ちょっと甘く見ていた。

あの時、私を含む多くのNEWSファンが手越くんに戻ってきてほしいと願っていたように思う。(手越くんを想い、手越くんが独立するほうが良いのではと考える方もいたようだ。)

そしてNEWSの継続と活動再開を願い、たくさん手紙を書いたり、ラジオにメールを送ったり、ファン発信のメッセージを出したりしていて、ファンの力ってすごい!と感動したし、きっと戻ってくる、大丈夫、と思っていた。

 

6月18日に配信された「Johnny's World Happy LIVE with YOU」は、どうしたって手越くんの声を探してしまって、でも見つからなくて、苦しくて、寂しくて、会いたくて、文字通り号泣した。

今考えてみれば、あれは慶ちゃん、まっすー、シゲちゃんが、あえて手越くんの声を聴こえるように演出してくれて、4人体制としての最後のコンサートを見せてくれたのだと思う(あくまで憶測だけれど)。

でもその時は、「3人とも手越くんの居場所を空けて待ってるんだ、きっと帰ってくる」と思い込んでいた。

翌日、突然手越くんの脱退が発表されて、どうしようもなく寂しかった。

 

なんでこうなった?どうして??

 

その答えは、手越くん自身が記者会見を開くことですぐに教えてくれた。

会見は、自分のことのように緊張しながらも、2時間ずっとスマホの画面に見入っていた。

そこには、NEWSが大好きで、ジャニーズ事務所が大好きで、ファンが大好きな、いつもと変わらない手越くんがいた。とても安心した。

 

私の感情とは真逆の感情を抱く方々がいることも知った。

正直、戸惑った。

人の感情なんて違って当然、違ってみんな良い。

それはわかっているのに、大好きな慶ちゃん、手越くん、まっすー、シゲちゃんを、変わらず同じように応援してはいけないのかなと思ってしまうこともあった。(「4人全員を応援しないで、どっちかにして」なんて、誰にも言われてないのに。)

Twitterアカウントを分けてはみたものの、自分の中に違う人間が2人いるみたいな感覚で居心地が悪くて、あまりうまく使い分けられていない。

 

脱退した手越くんが、堰を切ったように今まで表現できなかったことを毎日のように発信し、言葉選びや行動にハラハラすることもある。

NEWSに所属していない彼のことは知りたくない、見たくない、と思う方がいることも分かるし、脱退した彼がNEWSについて語ることにハラハラ感を抱く気持ちも分かる気がする。

でも、思い返せばNEWSRINGや雑誌など、そのハラハラ感を随所で私は感じていたし、それが分かりやすく目に見えるようになっただけのことで、手越くん自身がよく使う言葉を借りるのであれば、「生身の手越祐也」のことを知れたとさえ思う。

 

慶ちゃん、まっすー、シゲちゃんは、語らないというより、語れないことがとても多いと思うから(これも憶測で、自分たちの意思で語らないことを選択しているかもしれない)、今手越くんに対して何を思っているかは分からない。

もしかしたら怒り心頭かもしれないし、遠くからそっと見守っていたいと思っているかもしれないし、いつかまた一緒に歌いたいと思っているかもしれない。

一つだけ知っている思いは、手越くん脱退に際してファンクラブ限定動画でまっすーが言ってくれた言葉にある。それが今の私にとっては道標でもある。

 

4年間でもらってきた大事な宝物はそのままだし、彼らを好きなことは、どうやったって変えられないから、そこを偽るつもりはない。

 

元々、私には「NEWSの平和と幸せが私の平和と幸せ」が根っこにある。

今は、「慶ちゃん・まっすー・シゲちゃん・手越くんの平和と幸せが私の平和と幸せ」だ。

 

好きになったのは「4人のNEWS」だったけれど、今は、NEWSも、慶ちゃんも、まっすーも、シゲちゃんも、手越くんも、全部同じくらい大好き。

誰かがNEWSであろうがなかろうが、変わらない。

彼らに「こうなってほしい」と思うことはほとんどない。

もしもほんの少し願いを言っても良いのであれば、おいしいものを食べて、笑って、生きていてほしい。

 

そして、彼らが進むそれぞれの道を一緒に追いかけていきたい。見ていきたい。応援したい。

慶ちゃん、まっすー、シゲちゃんがNEWSを守っていくことも、手越くんが個人で活動すると共にいつか4人でSTORYコンサートをしたいと願うことも、全部一緒に応援したい。

 

振り落とされることなんてなかった。

しっかり安全性が確保されたジェットコースターに乗れていた。

これからの日々がどんなに複雑でスリルのあるジェットコースターになっても、穏やかなメリーゴーランドになっても、私はずっと乗り続けていく。