シナモンの香り

手越祐也さんのファンです

『手越祐也 LIVE TOUR 2022 NEW FRONTIER アナザーストーリー』感想

2022/2/5(土)夕方、ファンクラブから『2/6(日)名古屋公演開催延期のお知らせ』がありました。ただ、そこにはただ延期の案内が書かれているわけではありませんでした。『明日は本来のステージセット、照明等はない状態ではありますが、本人と仲間のミュージシャンと陰性の確認がとれているスタッフとで急遽の手作りにはなってしまいますがアコースティックミニライブを開催させて頂きます。』

 

え?なに?

 

一度読んだだけではスッと理解できない、今までに読んだことのない『延期のお知らせ』でした。そんなことあるの?

手越くんの想いがズドンと突き刺さる文面でした。手越くんは、いつでも人より一歩も二歩も先を見据えて進んでいる人なので、外から見ている人は、「そんなことして大丈夫なの?」と心配になるかもしれません。ただ、この1年半、手越くんがソロアーティストとして独立し、手越くん自らこちらに寄り添ってきてくれて、近くで手越くんを感じ、同じ景色を見てきたつもりでいる一ファンとしては、その愛の大きさや行動力に感服するばかりです。しかもこの急遽開催されるミニライブは、元々名古屋公演のチケットを持っている人は無料で入れて、延期公演に行ける、行けない人には払い戻しがあるという、至れり尽くせりな状況。更に、グッズ販売もしてくれるということで、あっという間に延期のショックをワクワクが上回りました。こんなエンターテイメントに触れるのは初めての経験です。

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名古屋国際会議場とペンライト

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センチュリーホール入り口

アコースティックライブということで手越くんの歌の技術が光るライブでした。ただ私は本当に音楽センスがなく、その素晴らしさを表現できる術を持っておりません・・・。すみませんがあまりそこは期待せずお進みください。1部と2部どちらにも参加しましたので、内容が多少混ざっていること、メモは取っていないので若干私の言葉で脳内変換されているであろうことをご了承くださいませ。

 

ステージにはスタンドマイク、ドリンク3本が置かれたミニテーブルと椅子、キーボード、両側にスピーカーのみ。本当に、なんの飾りも、照明も無し。シンプルな舞台がそこにありました。

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ステージの様子(写真撮影・投稿可の時間に撮影したものです)

セットリスト

1.七色エール

2.シナモン

3.Snow White

4.ONE LIFE

5.HONEYYY

<質問コーナー>

6.ウインク

7.Venus Symphony

8.LOVE SENSATION

9.モガケ!

 

手越祐也ライブツアー NEW FRONTIER アナザーストーリーにご来場くださりありがとうございます』というアナウンスが入ります。そして、開演と同時に手を振りながら手越くんが登場!かっこいい!!一緒にキーボードのSinさんも登場されました。お二人だけ!?なんてこった・・・!

「ツアーが延期になって本当に申し訳ない。今日は中止にするっていうこともできたんだけど、ただ延期にすれば良いって考えはなくて、今日しか来れない人もいる。なんとかできないかなって思って相談して、Sinさんが協力してくれることになりました。」

Sinさん「手越くんのファンへの想いが心に刺さって、来ちゃいました!」

もう、感激で泣きそう。

手越くんの挨拶から、体感3分もないくらいで1曲目がスタートしました。これは結構歌ってくれる感じかも・・・?と期待が膨らみます。前日にツアー公演中止が決まり、Sinさんは一晩で今回のミニライブ用のアレンジを考え、当日の午前中にリハーサルで合わせたそうです。

 

【七色エール】

キーボードのピアノ音と、手越くんの歌声のみの七色エール。イヤモニは付いていなかったので、手越くんの耳に入るのはSinさんの音だけです。アコースティックということでダンスはなく、ただ歌声に集中する私の聴覚。歌い方もいつものノリノリな感じではなく、優しいリズムでゆったりと歌ってくれました。Sinさんと手越くんが何度も笑顔で目を合わせて楽しそうなお二人を見ているだけでも幸せでした。

 

【シナモン】

音源は手越くん自身のハモリが何重にも聴こえるシナモンですが、今回はもちろん主旋律のみです。愛しさたっぷりに歌っていました。聴く度に違う音色を聴かせてくれる曲ですね。

 

【Snow White】

「ライブで何歌おうかなって考えていて。昨日新幹線で来るときに雪が降ってて、それを見て、この曲歌おうって思いました。」と話しながら、ツアーグッズであるベルチャームを右手に身に着け、ペンライトも準備。「今日は照明もありません。だからみんなのペンライトが照明だからね。めっちゃきれい!」と褒めてくれるので自己肯定感爆上がりです。ファンクラブでは事前に振り付け動画が上がっていた曲です。手越くんと一緒に会場全体がペンライトを振って、楽しみました。歌いながら右手をブンブンさせる手越くんかわいい。天使。今は声出しができない時期ですので、ファンに歌ってほしい部分は「心の中で歌ってね!」と言ってマイクを客席に向けてくれました。マスクの中で口を動かしていると一緒に歌えている気持ちになれて嬉しかったです。

 

【ONE LIFE】

「音の良いセンチュリーホールで歌うにはぴったりの曲です。自分の人生のような歌です。みんなの方が痛いくらい知ってくれていると思います。」

”痛いくらい”と表現してくれたことが印象的でした。手越くんは遠くから見ているととても明るくて人生をとにかく楽しく謳歌しているように見えますが、何年かじっくり見ていると、その人生はまさに『まっすぐな道じゃない』ものです。それを手越くんが”ファンに伝わっていて共有できている”と思っていてくれたことが嬉しい。とても丁寧に、センチュリーホールの空間を包み込むように、歌い上げてくれました。2部ではこの曲は動画・写真撮影OK、SNSで拡散してね、とのことで、私も上手側から撮影しながら聴きました。TwitterInstagramYouTubeなど、様々なSNSで皆さんがご自身の席から撮影した動画をたくさんアップされていますので、検索をおすすめします。

https://www.instagram.com/p/CZqZbiKopBN/

 

【HONEYYY】

「この曲を歌うの?という曲です」と、Sinさんの軽快なキーボード音からスタート。音楽の感想に関する私の表現力が壊滅的で本当に申し訳ありませんが、とにかくアレンジがかっこよかった。ハモリも何もないので、手越くんの歌声の変化がよく分かります。

 

【質問コーナー】

マネージャーさんとスタッフさんがマイクとアルコールウェットティッシュを持って登場。「質問したい人は手挙げて教えて」と手越くんが言うと、かなりの方々が手を挙げてアピールしていました。「じゃあ、あの方にしようかな。こうき(マネージャーさんのお名前)、真っ直ぐ行って、そうそう、次右曲がって、そうそこまた右に曲がって」とこうきマネージャーに指示を出す手越くん。結局こうきマネージャーは客席を一周してしまい、「戻ってきちゃったよ!」とツッコミます。「戻ってきちゃった?あっはっは!」といつものあの底抜けに明るい声で笑う手越くんがかわいくて。ミニライブしてもらえて良かった~手越くんが楽しそうで良かった〜って心から思いました。色々な質問や要望が手越くんに投げかけられ、その都度手越くんは優しく受け止め、最適解を出して瞬時に返していきます。あの技術は相当すごい。どんな質問をした人も、あの返しを受けたら「質問して良かった!」と思えるはず。手越くんって人生3回目くらいでしかも前世の記憶があるのかなって思ってしまうくらい。”向けられた刃すら花束にして返せちゃう人”だとは前々から聞いていましたが、今回まざまざと実感しました。もちろん今回手越くんに渡されたものは全て花束で、手越くんは何倍もの花束にして返してくれていました。

 

【ウインク】

この曲はボカロPのすりぃさん作詞・作曲・編曲ということで、原曲は色々な音が飛び交う、かわいく妖しい曲ですが、今回はキーボードと歌声のみ。手越くんとSinさんの技が光るパフォーマンスでした。1部で撮影・投稿OKの曲でしたので、動画を撮影しました。

https://www.instagram.com/p/CZq7kc6oS1N/

 

【Venus Symphony】

「Sinさんに、この曲もやりたいんですって出したら、一晩でかっこよくアレンジしてくれました」と、Sinさんのイントロでまさかの楽曲が始まりました。ジャズっぽいアレンジで、超かっこいい。手越くんは今にも踊り出しそう。というか、軽く自然に踊っていました。Sinさんも「こんな曲ピアノ一本で普通歌えないよ?しびれるね~」と手越くんを賞賛。お二人とも最高にかっこいい。プロすごい。

 

【LOVE SENSATION】

手越くんのオリジナル楽曲の中では一番スパークしているこのLOVE SENSATION。アコースティックライブってなんだっけ・・・?と思ってしまうほどの迫力。貴重なパフォーマンスを見れた喜びを感じたと同時に、NEW FRONTIERツアーでのバンド&ダンサー有りのパフォーマンスへの期待値がより一層上がりました。フェイクやシャウトやばい。

 

【モガケ!】

「最後の曲です」と言い、アンプの前、ステージの際に立つ手越くん。

『ただ生きとし生ける今日であればいい 答えのない坂道を転がって たどり着く世界 そこから 始まっていく New Frontier』

アカペラの歌声が響き渡ります。もうまさにこのミニライブを体現するかのようなラストの曲。どんな気持ちでこの曲にたどり着いたのかな。

 

「今日めちゃくちゃ歌うなって思った人もいると思います。トークライブにすることもできたけど、やっぱりNEW FRONTIERを見に来たみんなだから、音楽を届けたいと思って。今回の体験はネガティブに見えるかもしれないけど、今日この特別な日を心にとめておいてもらえたら嬉しいです。みんなが健康でいてくれることが幸せなので、健康でいて、また振替公演に来てください。」

そう言って、Sinさんに賞賛の拍手を送りながら、そして会場からの大きな拍手を受けながら、大きく手を振って舞台袖に戻っていきました。

 

手越くんの公演中の言葉から、今回のミニライブ開催がどれ程簡単ではなかったかを知ることができました。

「今日はスタッフが本当に少なくて、楽屋にも全然いなくて、1時間前に衣装に着替えようにもどれに着替えたら良いか分からなかったの。」楽屋にぽつんと困ってる手越くん想像するとかわいい。スタッフさんは7人のみだったそうです。

「こうき(マネージャー)も物販手伝ってたよ。」開演15分前にテキパキ手伝っているマネージャーさんを見かけました。

「音の良いホールなのに本来の音響機材も来れないから、急遽昨日オファーを出して今日入ってもらってるんです。」なるほど。

 

オミクロン株の蔓延で、私自身、行くかどうかかなり迷いました。友人の中には行かない選択肢をとった方々もいました。この時期に、延期のお知らせを受けて様々な感情が入り乱れるのは当然のことだと思います。そんな中、チケットを持っているファンが自分の意思で「行く」か「行かない」かを選択できるようにしてくれたこと、心から感謝です。手越くん、Sinさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。間違いなく、記憶に残る優しくかっこいい1日になりました。NEW FRONTIER手越祐也がこれからも生きていく人生を、そばで見ていくことが私の夢です。

 

手越くんのオフィシャルInstagramより

 
 
 
 
 
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最後に、今回披露されたセットリストのうち、公式YouTubeで公開されているMVのリンクを貼っておきます。その他はアルバム「NEW FRONTIER」に収録されています。

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1st Digital Single 「シナモン」2021年7月7日(水)Release

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5th Digital Single 「ONE LIFE」2021年11月24日(水)Release

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4th Digital Single「ウインク」2021年10月13日(水)Release

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6th Digital Single「モガケ!」2021年12月15日(水)Release

youtu.be

少しでもチーム手越の皆さんの魅力がここに残せると良いなと思い、書かせていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。